2015年9月30日水曜日

事業を売却しても、まだ生き続けるノキアのブランドネームと、サウンドロゴ


ノキアは、フィンランドの電子機器メーカー。
全世界に携帯電話を販売していました。

二年前にマイクロソフトが
ノキアの携帯電話事業を買収しました。

しかし、
マイクロソフトは、
ノキアのブランドを使い続けるようです。
ノキアの名前も、ノキアのサウンドロゴ(音商標)も。

2015年4月1日に我が国特許庁に対して、
ノキアコーポレーションが
音商標を出願しています。
ノキアが権利を取得して、
マイクロソフトにライセンスする戦略なのだと思われます。

マイクロソフトが買収したとはいえ、
このメロディには、
ノキア社の信用が蓄積されていると
判断した結果でしょう。

ノキアの携帯電話を使ったことのある人なら、
着信音などで聞き覚えのある音楽です。

速さ指定、リタルダンドの指定もしっかりあり、
短いながらも、曲になっています。

歌詞がついていない曲に権利を主張するのは、
グローバル企業としての自信の表れでしょう。


youtube上で
danielgill6さんが
2008年09月03日に公開した
nokia original real tune
という作品を紹介します。





youtube上で
frankoviceさんが
2010年05月01日に公開した
nokia tune(new)
という作品をご紹介します。

youtube上で
schwerttllilieeさんが
2008年08月03日に公開した
arabic nokia tune
という作品をご紹介します。



(この写真をクリックすると、東洋経済オンラインの記事にとびます)
2015年の7月になって、マイクロソフト社は、大きくリストラ。 フィンランドのノキア工場のあるまちは、凍えているという報道がありました。マイクロソフト社は、携帯端末の短期的な競争から撤退し、中長期的な競争をソフトウェア開発により目指しているのでしょうか?

2015年9月28日月曜日

動き商標は、現在のところ、63件出願されています。 小林製薬さんの出願なさった動き商標をご紹介します。

今年の4月に始まった新しい商標登録制度で、新しく登録の対象となったのは、
動き、ホログラム、音、位置、色のみ
の5つです。

音商標の出願は、270件ほどなされていますが、
動きの商標については、63件です。

再び、小林製薬さんを例にあげて恐縮ですが、
投稿者小林の同姓のよしみでどうかお許しください。

小林製薬さんの出願している動き商標は、
2件です。
商標登録願2015-029822(シャツのボタンがはじける動き)
商標登録願2015-029823(人の肩にのった鎖が砕け散る動き)
です。

このうち、
シャツのボタンがはじけるほうに添付された20のスライドのうち、
最初の10枚をご紹介します。










このテレビコマーシャルが、周知または著名になった度合いに応じて、この商標が保護されることになると思われます。

小林製薬さんのもう一つの動き商標、鎖の砕け散るものについても、同様に20枚ほどのスライドを特許庁に提出して保護を求めているようです。



 さて、投稿者として、気になるのは、音商標として小林製薬さんが登録出願した「あ、小林製薬」です。
 実際のテレビCMでは、画面の表示において、「あったらいいなをカタチにする小林製薬」と表示されて、そのうちの「あ」の部分がちょっとの間だけ、大きく表示されて、「あ、小林製薬」というナレーションが入ります。
テレビCMは、実際は、動きと音の組合せです。それに対し、現行の商標制度は、音商標、動き商標を保護することにしたものの、動きと音との組合せの商標を保護対象とはしていません。


 そこで、私から、小林製薬さんへの提案ですが、画面上の動きである、「あったらいいなをカタチにする小林製薬」の画面上の「あ」だけを大きく表示させて、もとに戻す動きについて、動き商標の出願をしてはいかがですか?

 音商標の「あ、小林製薬」は、動きとあわせて、視聴者がそれときづくものだと思います。

 音商標の「あ、小林製薬」が今後、どのような、判断がされていくか、興味深いところです。音商標「あ、小林製薬」の周知度、著名度がもしも争われることになる場合には、ラジオCMを聞くリスナーの皆さんへのアンケート調査などが必要になるかもしれません。


2015年9月27日日曜日

言われて気づくかもしれない、「あ、小林製薬」


  小林製薬株式会社は、今年4月1日の音商標制度の初日に合計7件の音商標の出願をしています。
 そのうちの6件、さらっさらーのサラサーティ、サワヤカサワデー、命の母エー、ビフナイト、ブルーレットおくだけ、ブルーレットは、わかりやすいでしょう。これらの6件は、楽譜付きで出願されています。
 しかし、「あ、小林製薬」だけは、楽譜なしです。
 「あ、小林製薬」って、何のこと、テレビCMで本当に使われているだろうか?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
 小林製薬のテレビCMを、その最初の部分によく気をつけてごらんになってみてください。画面上には、「あったら、いいなを形にする小林製薬」と表示され、最初の文字「あ」だけが一瞬大きく表示されて「あ、小林製薬」というセリフがはいります。このことについて権利を主張しているのが、7件のうちの唯一楽譜なしの出願「あ、小林製薬」です。
 音商標は、必ずしも楽譜が必要というわけではないようです。
命の母エー、は、ハープのポロロンの後に歌があります。

ビフナイトは、歌っています。

ブルーレットは、シンセバンジョー、ピアノ、ギター、エレクトリックベース、ドラムに合せて
歌っています。

ブルーレットおくだけは、
シンセバンジョー、エレクトリックピアノ、ギター、エレクトリックベース、ドラム
に合せて歌っています。

サラサーティは、
ハープに合せて歌っています。

さわやかサワデーは、
エレクトリックピアノ、アコースティックギター
に合せて歌っています。



小林製薬のテレビCMを2本、ご紹介します。
始まりの部分をよくご覧ください。

「あ、小林製薬」を見逃さないでください。


youtube上で、
JulyJulyさんが
2014年8月19日に公開した
河内美里CMビフナイト小林製薬
という作品をご紹介します。
youtube上で
kirakira203さんが
2008年3月2日に公開した
大谷英子天然の力篇(07)
という作品をご紹介します。


2015年9月23日水曜日

ヒ・サ・ミ・ツ

作成者: 小林 生央編集済み



今年の4月1日から、
我が国特許庁において、
音商標制度がスタートしました。

商標として機能する音を登録する制度です。

たとえば、
有名な製薬会社に久光があります。


テレビのCMで
有名な
「ヒ・サ・ミ・ツ」
です。


この会社は、はやばやと今年の4月1日に商標登録出願をしています。

4月1日に出願した音商標は、
この久光製薬を含めて、
全国で合計269件のようです。

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage

特許庁関連のこのサイト(特許情報プラットフォーム)で、
商標をクリックし、2番の商標出願・登録情報を選択する。

商標のタイプとして、
6つ(立体、音、動き、ホログラム、色彩のみ、位置)が
表示されているので、「音」を選ぶ。

称呼(読み方)のところに、カタカナで「ヒサミツ」と
記入する。

検索ボタンを押す。

すると、
久光製薬が、
今年の4月1日に特許庁に提出した書類を見ることができます。

この投稿記事の一番上にあげた楽譜がその書類に書かれた楽譜です。

久光製薬の商標登録出願は2件なされており、
せっけん類、化粧品
ばんそうこう、サプリメント、薬剤
保温保冷具、医療用機械器具
についての権利です。

つまり、
これらの商品に類似する商品又は役務について、
この楽譜に示された音楽(またはその類似範囲)の音楽を
使うことについて、
久光製薬は権利を主張しているということです。


この楽譜には、ご覧の通り、コードがついています。

移調して、キーを変えたものは、当然に権利範囲になるでしょう。

しかし、
別の和声(コード進行)にしたもの
(もし、音楽的に価値のあるものが存在すればですが)
について、
権利範囲が及ぶかどうか、
議論の余地があるかもしれません。

これから、
音響商標の
権利取得、権利行使などで、
いろんな問題が出てきそうです。

先駆けて音響商標制度を採用している
外国の例も勉強する必要があるでしょう。


《この記事を投稿して二時間後にコメントをいただきました》
プロテック理事が、シェアした記事についたコメントです。
四方様、ありがとうございます。

  • 四方 輝夫さんが「いいね!」と言っています。
  • コメント
    • 四方 輝夫 通常の音楽著作権では和声進行に著作権は認められませんが、音響商標となると、メロディとの組み合わせでいくつか取っておくといったようなパテンタビリティも考えられそうですね。
    • 四方 輝夫 ベースが1-5-1進行で同じメロのまま新シリーズが出たら1-6-2-5-1といったような展開は現に映画などでは度々使われていますね。キンチョーなどはやりたい小技でしょう(笑)
      いいね!返信

2015年9月18日金曜日

三菱鉛筆、タリーズに関する誤解を解く

作成者: 狹武 哲詩9月18日 12:02
これ、意外と知られていないようですね。
http://warotanews.com/archives/5344



2015年9月18日のワロタニュース
http://warotanews.com/archives/5344

によると、ある大学のある教授が安保関連で
三菱鉛筆を三菱グループ扱いなさったそうです。
(大学名や、個人名を出すことは、本稿の目的とは
離れますので、伏字にしました。)

また、このことを
ツイッタでレポートした方が、
タリーズコーヒーを三菱グループであるかのような
ことを述べています(そのツイッタ記事は、その後削除されたようです)。

ワロタニュースでは、
三菱鉛筆ってどんな会社?
と解説していますが、
この部分は正しいようです。





第一に、三菱鉛筆は、三菱グループとは無関係であること。

商標登録は、三菱財閥の商標登録に先立つこと10年です。
このことは、プロテックのセミナーでもご説明いたしました。
セミナーで用いた、レズュメの一部を上にあげました。


第二に、タリーズは、現在は、伊藤園グループですが、
そもそも日本にもってきて、タリーズの会社を作ったのは、
三井グループ系のベンチャーキャピタルです。



2015年9月17日木曜日

2015年 JASRAC賞 金賞 「恋するフォーチュンクッキー」

2015年のJASRAC賞金賞は「恋するフォーチュンクッキー」。
作品の素晴らしさではなく、昨年度の分配額の多さで評価されます。





2015年9月15日火曜日

アンド・トウキョウ の 商標登録出願

作成者: 狹武 哲詩9月15日 15:31
デザインに問題はない、商標登録もした。法的には問題がない。
でも、使う前からブランドが傷ついているようでは撤回も止むを得ないでしょう。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00302944.html

FNNによると、東京都は、アンド・トウキョウの商標登録出願を
していたそうです。

商標出願は、調整される見込み。